ナレーション
「連続ラジオドラマ ぶたっていいとも この番組は、今年はどうなの!? PRA豚競争協会の提供でお送りします。
第十四回」

ルリルリ
「おにいちゃーん!」

ナリタブー
「ルリルリ、お兄ちゃんちゃんと立ち直ったぞ。心配掛けてごめんな」

ルリルリ
「さっすが、私のおにいちゃんだ。うふふ」

ナリタブー
「今な、なんか昔のころのように燃えてるって感じだよ。
昔といえば、キング兄さんどうしたんだろうな」

ルリルリ
「連絡、ないまんまだもんね」

ナリタブー
「でも、きっと俺達の知らないところで頑張ってるよ!」

ルリルリ
「そうよね。私たちのお兄さんなんだもん」

ブラックピッガー
「君たち。そんなことよりも重要なことがあるのではないのかな?」

ナリタブー
「どわああ! だ、だ、だ、誰だぁ!」

ルリルリ
「きゃあああ!」

ブラックピッガー
「俺の名前はブラックピッガー。人呼んでさすらいの覆面レース豚。
君たちもレース豚ならば、トレーニングの一つもしてはどうかな。
なんなら、俺と今から勝負しないか? 君たちにはいい訓練になると思うがねえ。ふふふふ」

ナリタブー
「断る。意味のない勝負をするつもりはない!」

ブラックピッガー
「勝負を逃げる。すなわちそれは敗北。
しょせんお前は負け豚か。少しは骨があると思ったが、どうやら見込み違いだったようだな、ふふふ」

ナリタブー
「このぉ、そこまで言うならば、よし、受けて立ってやる!」

ブラックピッガー
「ははははっ。結構結構。
まあ、せいぜいがんばってくれ。楽しみにしているよ」


ナリタブー
「ブラックピッガー……正体は何者なんだ……?」

ルリルリ
「私、行ってくる!」

ナリタブー
「ど、どこへ?」

ルリルリ
「ブラックピッガーのこと、調べてくる!」

ナリタブー
「おい、むちゃすんなよ」

ルリルリ
「ううん、私は大丈夫。おにいちゃんこそ、トレーニング頑張ってね」

ナリタブー
「ああ!」

ナレーション
「この番組は、PRA豚競争協会の提供でお送りしました。
次回、連続ラジオドラマぶたっていいともをお楽しみに」


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