ナレーション
「連続ラジオドラマ ぶたっていいとも この番組は、今年はどうなの!? PRA豚競争協会の提供でお送りします。
第十七回」
ナリタブー
「いやー、必殺技があるってのはいいなぁ。
温泉でも行ってゆーったりしてくるかなーなんっちって!」
リョーコ
「ちょっとナリタブー、あんたの必殺技そんなに完璧かしら?」
ナリタブー
「あったりまえっす! 余裕っすよ! もう完璧って感じー?」
リョーコ
「なーんかイマイチ信じらんないのよねー……。
だって必殺技っていったら、ものすごい修業したり、ライバルとの激しい戦いの中でやっと身に付くものなのよ。
それなのにあんたの必殺技ときたら、はってきってぐーって感じじゃないのよ。
そんなのは必殺技とは私は認めないわ」
ナリタブー
「なにを言ってるんですよもーまたわけの分らんことをー」
リョーコ
「ちょっと最近甘かったかしら。気を引き締めてビシビシ行くわよ!」
ナリタブー
「ふん。俺には素質があるの。修行とかライバルなんて古い古い。
類まれな素質と、天性のセンスを信用してほしいなーったく。
それに比べりゃグレート毎朝アタックリョーコスペシャルなんてねぇ」
リョーコ
「この豚、私のことなめてるわね……!」
ナレーション
「この番組は、PRA豚競争協会の提供でお送りしました。
次回、連続ラジオドラマぶたっていいともをお楽しみに」
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