“その日、こんな夢を見た。あらゆるものがいっせいに集まってくる。
熱くなる。鼓動を感じる。
どくどくどくどくどくどくどくどく。

やがて、新しい命を身ごもる。
それはまだ生まれていない全てだ。

すべての欲望が内包されている。
生まれてはいけないものだ。
破水が起こったのは偶然にすぎない。

今までとは違う生命が生まれた。
生殖器のみのからだで、欲望も1つである。心はない。もはや必要ない。”


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