ナレーション
「連続ラジオドラマ ぶたっていいとも この番組は、今年はどうなの!? PRA豚競争協会の提供でお送りします。
第十二回」
マヤノピッグ
「ナリタブー! お前にリーダーは似合えへん。
誰がどない見てもワイがリーダーやろ?」
ナリタブー
「な、何言い出すんだよいきなり……」
マヤノピッグ
「せや! 思い出した。貸しといた銭返してんか?」
ナリタブー
「か、金なんか借りてたっけ?
いや、誰がリーダーかっていうのが問題だ。
お前なんかにリーダーはやらせないぞ。
この養豚場で初めからいるのが俺。だからリーダーも俺」
アナライロース
「吾輩の分析によると、二人のどちらがリーダーになっても大勢に影響はないな」
ナリタブー
「だったらこのままでいいじゃん!
じゃ、そういうわけで」
マヤノピッグ
「なーんやねんそれ。
お前はええ加減なこと抜かしとると口ん中に手ぇ突っ込んで奥歯ガータガタ言わしたるぞ!」
ナリタブー
「て、てやんでえ! おとついきやがれぇ唐変朴め!」
リョーコ
「なーにやってんのかしら。んー?
こ、これはもしかしてお約束の……リーダーは俺だぁ! 喧嘩!?
キャーばっちりー! グーよグー!
さあこれからピンクが出てきて喧嘩は止めてぇ! とかぁー!?」
マヤノピッグ
「上等やないけぇワーレェ!」
ナリタブー
「なめんなよー!」
リョーコ
「だけどイエローはカレーを食い続ける!
ちょっとイエローなんでそんなとこで突っ立ってんのよ! カレー食べなさいよ大盛りのカレー!」
アナライロース
「吾輩の分析によれば、非常に不毛な争いであーる」
ナリタブー
「とにかくリーダーは俺! サクラも俺の!」
リョーコ
「あら、私が長官なのよね。若くてビューティほぉな長官になって、みんなラッキーよね!」
マヤノピッグ
「ツバ飛ばさんといて? ナリタ、ぶ~」
ナリタブー
「なななな、なっ、名前をバカにしたなー!
お前なんて豚のくせにトサカなんてダッセーんだよ!」
リョーコ
「ところで敵はどこ!?
キー! とか言ってたくさん現れて!
あ、そうだ秘密基地に養豚場を作らなきゃね!
カモフラージュ! よっしゃあ!」
ナレーション
「この番組は、PRA豚競争協会の提供でお送りしました。
次回、連続ラジオドラマぶたっていいともをお楽しみに」
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