ナレーション 「連続ラジオドラマ ぶたっていいとも この番組は、今年はどうなの！？ PRA豚競争協会の提供でお送りします。 第二十回」 アナライロース 「吾輩の分析によれば、このレースはナリタが勝つ確率が高いな」 サクラ 「そうそ、もう超かっこよく勝っちゃってね！ あは！」 フジキントン 「んー、勝って宴会するんだな。宴会しても、えーんかぁい」 マヤノピッグ 「あぁーサブぅ～！ まあええわ、とにかく宴会の準備しとくで！」 ユーリー 「きゅぴぴ～ん～」 ナリタブー 「まかせておけよ！ さあリョーコさん、レース行こ！ はやく行こー」 リョーコ 「勝手に行ってればぁ？ 私は行かないから」 ナリタブー 「ええーっ、レース見ないのぉ？」 リョーコ 「だってぇ、こんな分り切ったレース見たって、しょうがないじゃない。 賭けにもならないし」 ナリタブー 「えー、必殺技のお披露目だよー！？」 リョーコ 「どうぞご勝手に。 私はゲームでもやってるからさ！」 ナリタブー 「な、なーんだよあの態度！」 フジキントン 「またいつもの気まぐれなんだな、んー」 マヤノピッグ 「ええやん、もう行こやナリタブー。勝ったらええんや」 サクラ 「そうよ。勝てば官軍、リョーコさんなんか関係ないわよ」 アナライロース 「吾輩もそう思うな。レースは結果がすべてであーる」 ナリタブー 「そうだよね。勝てばいいんだよな。 みんな行くぞ！ いざレース場へ！」 ナリタブー 「なぜ、なぜなんだ！ どうして必殺技が通用しないんだ！ 完璧なはずだったのに！」 ブラックピッガー 「未熟者とは、己を知らぬ者のこと。 ナリタブー、今の君はまさに未熟者だよ。 基礎体力が全然なっちゃいないのに、慢心するおろか者でもある。 白石養豚場へ帰れ！ 必殺技があったとしても、今の君では勝てない！」 ナリタブー 「くっ、くふぅ……」 ルリルリ 「お兄ちゃん大変なの！」 ナリタブー 「ルリルリ、どうしたんだ？」 ルリルリ 「Zが、あのブーブーZが地方レースに！」 マヤノピッグ 「な、なんやて！？」 アナライロース 「ば、ばかな、Zは追放処分を受けたレース豚、復帰はありえない！」 サクラ 「ほ、ほんとなの！？」 ユーリー 「きゅきゅぴーん……」 フジキントン 「なにそれ、おいしいのかなもしかして、んー」 ナリタブー 「それが事実なら恐ろしいことになる……！」 ナレーション 「この番組は、PRA豚競争協会の提供でお送りしました。 次回、連続ラジオドラマぶたっていいともをお楽しみに」
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