ナレーション
「連続ラジオドラマ ぶたっていいとも この番組は、今年はどうなの!? PRA豚競争協会の提供でお送りします。
第五回」

ナリタブー
「もう……もういいかげんにしてくれよ!
豚はどうなったら速くなるかって研究したり、豚を可愛がってあげようとか、なんでそう思ってくれないのさ!
もう耐えられないよこんな生活!
お願いだよ、もっとちゃんと考えてくれよ! 俺達豚を愛してくれぇーー!」

サクラ
「あたしたちからも、お願いします!」

リョーコ
「あーら、言いたいことはそれだけかしら?
ナリタブー、だからあんたは負け豚なのよ!」

ナリタブー
「負け豚だとぉー?」

リョーコ
「ナリタブー、あんたには欠けているものが三つある!」

ナリタブー
「俺に欠けた三つのもの……?」

リョーコ
「努力、それは自分みずからを鍛え上げること!
根性、それは最後まであきらめない不屈の闘志!
正義、それは自分を信じ悪を許さぬ清き心!
私たちはこの言葉を心に刻み、未来の子供たちに伝える義務があるのよ!
豚ってのはただ走ればいいってもんじゃない、あんたには背負うものがないのよぉ!」

ナリタブー
「努力、根性、正義……あぁー、まぶしい、まぶしすぎるー!
ただひたすらにデンジャランスでバイオレンスでアンバウトなリョーコさんの言葉とは思えないー!」

サクラ
「何がなんだかよく分らないけど、リョーコさんってすごいー!」

リョーコ
「さあ、行くわよ、私たちの栄光の未来に向かって!」

ナリタブー
「(ゴゴゴゴゴゴゴゴ)そうだ、栄光だ、未来だ、突き進むんだー!」

フジキントン
「栄光のメシ、未来のメシ、メシに向かって突き進むー!」

サクラ
「あたしも一緒に走るわ! ナリター!」

リョーコ
「あーん! 燃え燃えー! ウワーォ!」


ナレーション
「この番組は、PRA豚競争協会の提供でお送りしました。
次回、連続ラジオドラマぶたっていいともをお楽しみに」


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