注意書き
このゲームはフィクションです。
登場する人物・団体などの名称は
すべて架空のもので、実在する人
物・団体とは一切関係ありません。
PROLOGUE -2010年-
(医師)
あらゆる方法を試みましたが
力およばず……残念です……。
お父さんの病気は
症例が世界でも2、3件しかない
新種バクルスが原因のものでした。
(テロップ)
トライポッド脳症
発熱 頭痛 嘔吐
意識障害 手足のマヒ
(医師A)
頭……脳にバクルスがいることは
わかっているのですが……。
現在の医療技術や機器では
細胞サイズのバクルスだけを
排除することはできないのです。
(医師B)
欠損しても補える部位なら
バクルスと周辺の組織ごと
取り除く方法も選択できたが……。
(医師C)
バクルスのルーツ……正体について
なにも知らないわれわれには
痛みを除くのが精一杯でした。
(医師たち)
呼吸するだけで
バクルスは体内に入ってくる……。
何十万という数のバクルスが!
道化だな、まるで……。
自分自身の無力さにあきれるよ。
VB治療の実験は成功した。
バクルス病に対する、
理論上では唯一の治療法だ。
VB治療を手にするときまで
道化だろうが、われわれ民間医は
いまできることをやるしかない。
どうかこれに
署名してもらいたいのです。
(書類)
総務課保管
織田総合病院バクルス病理部
病理解剖承諾書
織田総合病院長
織田幸三 殿
病名 トライポッド脳症
死亡(死産)年月日
2010年 9月 21日(午後 5時 13分)
死亡場所
織田総合病院 バクルス科
上記の遺体が、バクルス病死体解剖保存
法の規定にもとづいて病理解剖され、摘
出された組織の一部を、医学的検査、又
は研究のため用いることを承諾します。
(姓) (名)
_______ _______
(医師)
あなたのお父さんの体から
病気の原因となったバクルスを
みつけだす必要がある……。
お父さんの死を
無駄にしないためにも……。
わかっていただきたい。
(名前入力へ)
-2016年-
-病院敷地内-
(葉山美咲)
はじめまして。
治療のお手伝いをする
看護婦の葉山美咲です。
お待ちしていました。
○○先生。
どうぞ中へ!
-受付-
くつろいだ雰囲気の
いい受付ですね!
病院の顔ですから、
受付の印象は
大切ですよね。
先月まで総合病院で
勤務していたんですけど
大きな病院だと
細やかな看護が
なかなかできなくて。
患者さんの身になって
看護をしたいので
ここでお世話になろうと
決めました。
この病院の院長は
先生のお父様が
されていたんですよね?
バクルスの病気で
苦しむ人を助けようと
お父様の跡を継ぐなんて
すばらしいと思います!
わたしもまだ未熟ですが
これから
よろしくお願いします!
○○先生
先週、改装された
診察室に行きましょう。
-診察室-
患者さんの問診や
注射などをおこなう
診察室です。
薬や外科手術では
未知の病原体バクルスは
退治できませんが
患者さんの話から
治療の手がかりを
みつける手順は
昔の医療と同じです。
ここが先生の机です。
机のパソコンで
治療の記録ができます。
いまから先生の
治療ファイルを
作成しておきましょう。
(ファイル作成画面へ)