~マジョーレ北から出ようとする~

男
「たっ、助けてくれ!」
(男と術師が北から現れる。
男は術師2人に捕まりかけるが町の中へ走っていく)
術師
「なんだ、おめえも仲間か!?
 やっちまえ!」
(術師×2と戦闘)

リュッケルト
「いったい、今のは何だったんだ」
アイリス
「あの人…追われていたみたいね。
 町に入ってったわね。
 ちょっと行ってみましょうよ!」

~酒場~

 扉には鍵がかかっている。

アイリス
「すみません、すみません、あけて
下さい!」

 中からは返事がなかった。
 人の気配はしているのだが…

(東側から老人が登場)

老人
「やめとけやめとけ。その男、当分
出てこないじゃろう。すごい顔をし
て酒場に飛びこんでったよ」
「何に追われていたか知らないが、
当分酒場に隠れているつもりじゃろ
う。下手に近づくと、かえってケガ
をするだろう。放っておきなさい」
(老人去っていく)
アイリス
「…一体、島の奥では何が起こって
いるの?」
リュッケルト
「行って確かめてみるしか、なさそ
うだな」

~ノルティナ~

  《ノルティナ学園都市》

アイリス
「ここの北西に校舎があるのよ。
 そこに、セレーネって娘がまだい
ればいいんだけど…」
「セレーネは、一緒に勉強した仲な
の。結構物知りなので、ひょっとす
ると、“時の止まった湖”について
知っているかもしれないわ」

~学園教会~

モーロック
「なぜ、龍の娘が、ここに…?
 君達は誰だね? 私は教師のモー
ロックという者だが?」
アイリス
「あ、あたしたち、ここの卒業生で
す。昔なじみに会いに来ました」
モーロック
「…なんだ、私に伝言でもと思った
…それ以外に、龍の娘が来る理由も
ないからな…」
(モーロック奥へ去っていく)

~学園校舎~

アイリス
「セレーネ! お久しぶり!
 よかった、まだこの学園にいたの
ね?」
セレーネ
「まあ、アイリス! 本当に久しぶ
り…どうしたの? 勉強を続けに帰
ってきたわけじゃなさそうだし」
アイリス
「ちょっと探しモノでねっ。“時の
止まった湖”って知ってる?」
セレーネ
「んーん…聞いた事はあるけど…
 調べてあげてもいいんだけど、今
それどころじゃなくって…」
「そだ! マキバさんとこ行って、
聞いて見たら?
 マキバさんはこの町の近くの牧場
で暮らしてるって聞いたわ…」
アイリス
「マキバさん!
 物知りだった方よね?
 そうなの、牧場にいるの…」
セレーネ
「この町と、港町マジョーレとの間
のどこかに牧場はあるわ。家の入り口
でベルを鳴らすと出て来るはずよ」
アイリス
「ありがとう、セレーネ!」

~牧場~

アイリス
「ここが、セレーネが言ってたマ
キバさんの家かしら…」
「確か、入り口でベルを鳴らせって
言ったわよね…
 ベルってこれかな?」
(ベルが鳴る。左の木陰からマキバ登場)
マキバ
「やあ! 誰か呼んだかい?
 お! アイリスじゃないか!」
アイリス
「マキバさん、おひさしぶりです」
マキバ
「とりあえず、入ろうか。
 他のみなさんも…」
アイリス
「わたしたちも入りましょう」
(室内へ移動。マキバに話し掛けてイベント再開)
マキバ
「アイリス、ライアンのことでここ
に来たんだろ? 君の昔の彼氏の事
で?」
アイリス
「マ、マキバさん! な、なにを言
うんですか…いきなり…わたしはた
だ、聞きたいことがあって…」
マキバ
「鳥たちに聞いたんだが、なんでも
ライアンは今、マジョーレの酒場に
閉じこもってるって?」
アイリス
「マジョーレの酒場? 閉じこもる
…あっ!! わたしたちが町を出た
時、すれちがった、あの人が!?」
マキバ
「鳥たちの情報は早いからね。
 ライアンは、多分助けを求めてい
る。でも、誰も信じられない…」
「アイリス、君ならライアンは信じ
てくれるんじゃないか? 君、行っ
てみたらどうだ…」
アイリス
「…うん、うん…」
リュッケルト
「放っておくわけにはいかないよう
だな…アイリス、町に戻るか?」
アイリス
「…うん、うん…」

~マジョーレ酒場~

アイリス
「すみません、すみません…
 そこにいるのは、ひょっとしたら
ライアンなの!?」
男
「その声は…まさか…」
(扉が開き、パーティ中へ)
男
「やっぱり、アイリスじゃないか!
 どうしてこんなところに!?」
アイリス
「ライアン! やっぱり、あなただ
ったの…だいぶ、かわったわね…
 で、何があったの?」
ライアン
「学園の地下に封じられていたモン
スターが蘇ったんだ! モンスター
は、その手先を学園に送りこんだ」
「新任教師のモーロック、彼がモン
スターの手先だ! 彼は学園内で黒
魔術を行い、人々の魂を取り出し、
モンスターに捧げている…」
「僕は、君と別れてから…新しい彼
女ができた。ファーナって娘だ。
 彼女は黒魔術の犠牲になったが、
僕は彼女の魂を奪いかえして来た」
「だが、彼女の肉体は捕らえられた
まま…お願いだ、僕のかわりに、彼
女の肉体に魂を戻してくれないか?
僕は奴らの魔法でマークされた…」

 どうしますか?
→やってみる
 やめる

---------------------------------
(やってみる)
リュッケルト
「よし、手伝ってあげよう!
 で、どうすればいい?」
ライアン
「学園の南にある納屋に、地下通路
への入り口がある。鉄の箱がその上
に置かれて、隠されている」
「通路はまっすぐ地下実験室まで通
じている。そこにファーナの体があ
る。その体の前で、これを割ってく
れ」

魂のビンを手に入れた!

ライアン
「このビンの中に、奪って来た魂が
ある…ビンを割ると、魂は体に戻る
だろう。ファーナを救ってくれ!」
リュッケルト
「ノルティナ学園都市の納屋だな。
よし、わかった!」
(学園都市に強制移動)

---------------------------------
(やめる)
アイリス
「リュッケルト…
 お願いするわ…ライアンのために
…そして犠牲になった娘のために」

(選択肢に戻る)

~ノルティナ納屋~

リュッケルト
「む! あの箱かな?」
(画面と自分をガタガタと揺らして箱をどかす)

~地下回廊奥~

モーロック
「やや!? 貴様! 龍の娘も一緒
に? 神聖な場へのろうぜき、知っ
てのことか!?」
アイリス
「神聖な場所??」
モーロック
「そうだ! 俺様の実験所、ここで
魂を吸い取る! あの方に捧げるた
めに…神聖な場所さ! 俺様には」
リュッケルト
「あの方、だと…?」
モーロック
「お前達の魂も、吸いとって、あの
方に捧げてやる!」
(モーロックが詰め寄ってくる)
モーロック
「罰してやる!
 罰してやる!
 そこになおれ!!」
(モーロックと戦闘)

モーロック
「ああ、バルメイラス…様…!!
 いの、ち、を…わ、た…」
(クルクル回転。やがて画面が暗転したあと消える)

~ファーナの体~

 女の子がいる。ぴくりとも動かな
い。まるで、死んでいるみたいだ。
 この娘がライアンの彼女、ファー
ナなのだろうか?

アイリス
「ここで、あのビンを使えばいいの
かな?」

~魂のビンを使う~

ファーナ
「あれ…? あたし…?
 助かったんだ!!」
アイリス
「よかった! 無事だったのね…
 きっと…ライアン、喜ぶわ…」
ファーナ
「あたしの魂、さまよっていた…
 あたしの魂がライアンのビンに入
る前に、怪物を見たわ…地下で」
「バルメイラスという名の怪物!
 そいつは教会の地下にいる…お願
い、そいつを倒して! さもないと
いつまでもこの島に平和は来ない」
(リュッケルトが突然アイリスを押してファーナの前へ)
アイリス
「リュッケルト? …」
リュッケルト
「…そいつを倒せばいいんだな?」
ファーナ
「教会の、パイプオルガンのパイプ
の1本が地下への出入口よ…」
「あたしは…ああ、ライアンが心配
してる! ライアンのもとへ行く!
 エスタルト・フリア・エグイ…」
(小さくジャンプして消える)
アイリス
「魔法で、飛んでっちゃった…」
リュッケルト
「ふむ…で、お次はバルメイラス、
か? 教会のパイプオルガン…
 さて、行ってみようか」

~教会~

リュッケルト
「う、ここのパイプがヘンだな…」

 リュッケルトは
 パイプを動かした!
 秘密の通路が現れた…

リュッケルト
「ここに入るんだな!
 よし、いくぞ!」

~パイプ洞窟奥~

アイリス
「なにか、すごいいやな感じ…
 あ! 見て、あそこ…
 モンスターが…!!」
(バルメイラスと戦闘)

アイリス
「倒したわ…ライアンのもとへ戻り
ましょうか」

~マジョーレ酒場~

※モーロック撃破後に一度でも話し掛けていると

ライアン
「なんだね…何か頼みごとでも?」
リュッケルト
「そうだ、この言葉を知っていない
か? “時の止まった湖”という…
 何か知っていたら教えて欲しい」

※モーロック撃破後、初めて話し掛けた場合
ライアン
「ありがとう! アイリス。
 昔の思い出のために、僕を助けて
くれた…僕たちは別れたが…」
アイリス
「礼ならみんなに言って! わたし
…たいしたことはしていないから」
ライアン
「そうか…皆、ありがとう!」
リュッケルト
「礼のかわりといっては何だが、
“時の止まった湖”について、何か
知っていないか?」

(ファーナが入ってくる)
ファーナ
「あたし、知っています…」
ライアン
「ファーナ! 寝ていろと…」
ファーナ
「いいえ、もう大丈夫」
ファーナ
「あたし、その題材の絵を見たこと
があります…ノルティナの北の山に
住んでるサンジャックさんの所で」
ファーナ
「サンジャックさんはひどく気難し
い人なんですけど、絵をほめれば、
なんでも話してくれますよ」

~サンジャックの家~

男
「なんだ? わしは忙しいのだ!
 羽ペンが壊れてしまったのでな!
 まったく、どうしてくれよう!」
アイリス
「あのぉ、画家のサンジャックさん
ですか? わたし、ファンなんです
…あなたの素晴らしい絵の」
サンジャック
「ほぉ! それはそれは、ようこそ
…ゆっくりしていって下さい!」
アイリス
「それで、サンジャックさんの作品
で、“時の止まった湖”というのが
あると聞いたんですけど…」
サンジャック
「あそこへ行きたいか? ちょっと
面倒だが…そうだ! 極上の羽根を
取って来てくれたら助けてやろう」
アイリス
「極上の羽根!?」
リュッケルト
「どこで手に入れれば…」
サンジャック
「マキバという男に聞け! 彼は、
鳥の王と親しいからな。極上の羽根
で、羽根ペンをつくりたいのだ!」

~マキバの家~

マキバ
「おや、どうしたね?」
アイリス
「えっと、ね。マキバさん…鳥の王
と親しいんだって…?」
マキバ
「鳥たちはみな、ぼくの仲間だ。
 もちろん、鳥の王とも親しいよ。
 それが、どうか?」
アイリス
「絵かきのサンジャックさんから、
極上の羽根をと、頼まれちゃった
の…」
マキバ
「鳥の王は、鳥の島にいて、知って
いる人間にしか会わないよ。ぼくが
一緒にいけば別だが…どうする?」

 マキバを仲間にしますか?
→仲間にする
 仲間にしない

---------------------------------
(仲間にする)

リュッケルト
「じゃ、仲間になってくれないか」
マキバ
「じゃ、マジョーレの船屋に行こう
か。そこで船の手配だ」

マキバが仲間になった!

(マジョーレに強制移動)

---------------------------------
(仲間にしない)

リュッケルト
「ちょっと考えてみる…」

※仲間にしない、と答えて話し掛けた場合は

マキバ
「ぼくを仲間にすることに、決めた
かい?」
(選択肢へ)

~マジョーレ船屋~

店員
「いらっしゃいませ。
 船賃は100GOLDです。
 どちらの島まで行かれますか?」
マキバ
「鳥の島まで。この島のそばにある
小さな島なんだが…」
店員
「なんだ、すぐそこの島ですね。
 じゃ、特におかねは必要ないや。
 サービスで、乗せますよ」
店員
「じゃ、桟橋で待っててください」

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